デザスク報告:「ミッション・ビジョンを整理しようvol.1」(6/17)
今回のデザスクのテーマは「ミッション・ビジョンを整理しよう」。
参加者は地域でボランティア活動をされている方、コンサルティングやIT関係の仕事をしている方、経営者、大学生など多様な立場の方にご参加いただきました。県外から仕事終わりに来てくださった方も。

【レクチャー】
デザインには「今までにない答えを出す力」があります。デザイナーがおもしろいアイデアや発想を出せるのは、天才だからという訳ではなく考え方が異なるから。
「直線的思考法」は会社で使われることが多く、「売上を増やすために量を増やす」「利益を増やすために工数を減らす」といった直接的な考え方を指します。一方で、デザインをする時に用いる「統合的思考法」は、全体を捉えて複数の要素を踏まえてひとつの答えを導く考え方で、直線的思考法では生み出せないようなアイデアにつながります。
デザインをする時には、ぐるぐると粘り強く考え続けます。その結果、表面的な解決策を超えた「奥にある究極の問い(本質的な課題)」にたどり着くことができるのです。
(デザイン思考のプロセス)
観察/探索 → 目的設定/意味づけ → 企画アイデア/ひも付け → プロトタイピング → 検証

【ワーク・発表タイム】
ワークシートに沿って、まずは個人で課題や目的を深掘りしていき、その後はグループに分かれて対話を重ねました。
ひとつの課題を点として捉えるのではなく、複数の課題を面で捉えることで、なぜそういう現象が起きているのかがわかります。そもそもを深ぼることで、対処療法でなく根本的な解決に向けて何をすべきなのかが見えてきて、それが自分たちが事業や活動をしていく目的となっていきます。
また、デザイン思考のプロセスの「プロトタイピング」と「検証」は、とにかくやってみるということ。目的が定まっていないと、あれこれやってみても自分が何をしているのか見失ってしまいます。
そこで、「目的設定」を大切にするのがデザインの考え方で、より事業として構造的に整理するのがブランドづくりの中の「ミッション・ビジョン設定」です。ワークを通して、目的の大切さを感じる時間となりました。

【感想】
・気軽に参加したが、思った以上に深く自分と向き合う時間になった。
・なんとなく続けていたことの目的を言語化する機会になった。
・そもそもを問うことの大切さを感じた。新しい視点を得るために色々体験したい。
・リアルな場で机を囲んでわいわい話せてよかった。
・日頃は仮目的→企画に進んでしまうので、本目的まで考えることを大切にしたい。
【まとめ】
ブランディングとは、事業の上流にある「ミッション・ビジョン」という根幹をじっくりと考え抜き、それを商品やサービスのあり方にまで深く反映させていく取り組みです。
ミッション・ビジョンはすぐにできる会社もあれば、何年も時間をかけて作っていく会社もあります。経営者がどれだけ腹落ちしているかが一番大事で、仮でもいいので決めて動かしていくことが大切です。
誰かの心に届くブランドをつくるには、一つの筋の通った物語として語れるようになる必要があります。その深掘りの過程において欠かせないのがデザイナーなどの他者による「質問」です。当事者にとっては当たり前すぎて気づけない強みや価値も、質問を重ねることで浮き彫りになります。
また、ブランドと聞くと小難しい感じがしますが、自分たちもブランドの受益者として日々行動をしています。買い手としての自分を見つめてみると、ブランドづくりの大きなヒントになっていきます。
■次回以降のデザスク
毎月2回開催しています。みなさんのご参加をお待ちしています!
・7月30日(木)19:00〜
ミッション・ビジョンを整理しようvol.3
https://peatix.com/event/5056416
・8月5日(水)19:00〜
「みえないデザイン」から「みえるデザイン」へのつなげ方 vol.1
https://peatix.com/event/5101458
・8月27日(木)19:00〜
「みえないデザイン」から「みえるデザイン」へのつなげ方 vol.2
https://peatix.com/event/5101508

